「山々の 地より出(いで)いる 湧水の  子等の力と 思い感ずる」

 9月24日(土)〜27日(火)まで2年生は川口市が誇る教育施設、水上少年自然の家に行って来た。ハイキング三昧の大変ハードな自然体験教室であった。この水上自然教室の参加費は、3泊4日の米代810円のみである。どこの市町村でも大方、林間学校と称して中学校入学時から積み立てをして実施している。川口市では往復の交通費、そして、食材、宿泊費すべて無料となっている。ご承知のとおり水上少年自然の家での生活は、大自然の中で、友達と寝食を共にし、決まりを守ること。責任を持って与えられた仕事を果たすこと。友達と助け合って生活すること。友達同士お互い気遣いをし、思いやりのある生活をすること。このようなことを心がけながら子どもたちは生活する。この3泊4日は子どもたちが大きく成長する。その期待料として川口市では市民の貴重な税金を使って永く無料としているのである。
 1日目の夕食。おしゃべりをしながら楽しそうに食べ、食欲も旺盛。よかったな、と思っていた。食事も終わり、さあ片付けに入るというところ、「おまえたちはいつまでくちゃくちゃしゃべっているんだ。」という飯塚先生からの厳しいお叱りを受けた。けじめが付いてないと・・・。これでは、この先の団体生活が思いやられると・・・・先生からのよい叱咤激励だと思った。少年自然の家での生活はスケジュールがびっしり詰まっている。遅れればそれだけ少年自然の家の職員の皆さんにも迷惑をかける。そんなことにも気遣いながら生活をしなければならない。
 2日目は谷川岳へ向かってハイキング。道々楽しく歌いながら日本一のモグラ駅の土合駅、500段もある階段を上って一路谷川岳へ。美しい谷川岳、ロッククライマーが豆粒のように見え、子どもたちはビックリ。雪解けで出来た川の周りで食事。おにぎり3つをペロリと食べた子が多かった。夕食では昨日の反省がしっかりと生かされてけじめの付いた食事風景であった。しゃべっている子が居ると自分たちで注意をし合う光景も見られ、成長の跡がみられた。
 3日目は天神平へハイキング。いつぞやここで大変な経験をした。5分位前は晴れていたのにあっという間に視界が悪くなり、2m先が見えなくなった。山の天気は急に変わる。その恐ろしさを味わっていたので、ロープウェイの先遣隊で上野教諭と天神平に向かった。食事の場所、子どもたちが遊ぶ範囲を検討した。案の定、霧がかかってきた。ロープウェイから降りて左側の高倉山、そして、ゲレンデの上の方は危険。1組から6組まで全員が到着。子どもたちが見える範囲に先生方がそれぞれ散る。流石がだ。安心して食事をとった。子どもたちも楽しそうに食後にはゲレンデを利用して鬼ごっこをする者。達磨(だるま)さん転んだをやる者。先生たちも加わって本当に楽しそうだった。夕食の後片付けの指示は子どもたちで出来るようになっていた。少年の家での生活も佳境に入り、キャンドルファイアーでの一言一言も皆、夢を大いに語ってくれた。「友に優しい心もち我に厳しい南中生」南中生の学校生活でのキャッチフレーズだ。この心もちを少年自然の家で実践してくれた。先生方が口々に子どもたちの成長を喜んでいた。
 4日目いよいよ川口へ帰る日。大自然を題材に短歌を詠む。山を歩いていると、あちこちで湧き水に出くわす。谷川の雪解け水と合流してこの水は何処へ流れ出るのだろう。これは、子どもたちの無限の能力と似ている。タイでは大洪水。トルコでは大地震。いずれもインフラ、即ち都市整備、社会基盤の不備が指摘されている。我が国は東日本大震災で世界にお世話になった。何とかこの両国の力になりたいものだ。諸君の日々の学習はこのようなことにも役立つためにあるのだ。グローバルな人材に育っていってほしい。
(平成23年度11月)

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