呉市が進める小中一貫教育について視察しました。

呉市が進める小中一貫教育について視察しました。
呉市は義務教育小学校6年間中学校3年間の9年間を前期4年小学校1年から4年まで、中期3年小学校5年から中学校1年まで、後期中学校2年から3年までと分けて、学習指導要領に則って教育活動を行なっています。
全市で中学校区にある小学校と行なっています。
何故小中一貫教育を進めようとした根拠4年、3年、2年と9年間の中で心身の発達と心の変化を勘案した取り組みという事です。
小中には敷地が同じの一体型の形と小中の学校が離れている分離型とありそれぞれの条件を活かして行われています。
参考になったところは教育活動を一体化しているところ、小中の教員が乗り入れ授業を行い交流を行って地域の子ども達を見届けているところです。
また、各教科や領域や生徒指導など全ての教育活動において小中の教育の一貫性を持たすことが出来ます。
ともすると小中が別々であるとそれぞれの教科や領域には一貫性が保たれないことがままありがちです。
その意味でこの呉市の取り組みは全ての教育活動に一貫性を保つことが出来うるのです。
9年間を見通したカリキュラムマップが作られてそれぞれの小中の先生方が各教科、領域の一貫性についてその目標について確認し話し合って教育活動に役立てています。
成果としては平成19年度から始め10数年間で全国学力学習状況調査では全ての分野で全国平均を上回っている事、保護者が小中一貫教育に90%以上が肯定的である為教育活動が進めやすいなど様々な効果があげられているということです。
川口市では新川口市立高等学校に中高一貫校を設置しようとしていますが、それよりもまず全市の小中学校の子どもたちに目を向けることが先ではないかと思います。
川口市は今年度高等学校教育に莫大な予算を使っていますが義務教育にもっと将来の川口市の子どもたちの為に予算を使うべきと考えています。
日頃より考えていた事でしたが、呉市の教育の取り組みに益々その意を強くしたところです。
2日間雨の降る中での広島の視察でしたが大変有意義でありました。
呉市は昔から海軍の基地としてあった軍港です。
港には大きな船のドックがあり大和ミュージアムがあり、護衛艦、潜水艦が停泊していました。

 

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