11月20日教育講演会の開催

11月20日川口駅キュポラにある、メデイアセブン7Fプレゼンテーションスタジオに於いて、私の教育講演会を開催しました。
45名の参加を得て開かれました。
演題は「今の教育を語る」と題し、1.歴史教育について 2.全国学力調査の結果を公表することについて 3.いじめについて の3点を中心に話をさせていただきました。
1.については中学校における近現代史の学習する時間が学年末に位置付けられているために、大方戦後の子ども達は近現代史について内容を詳しく学習出来ないで終わってしまっている。
そこに歴史学習における大きな問題点があり、結果的に現代の日本人自身が日本の重要な近現代史を理解出来ていないことを指摘し、日本人としての自覚を培うには今後の歴史教育の在り方を見直さなければならないと語りました。
2.については今年度小中学校で行われた全国学力調査の結果を、各学校ごとに県民や市民に公表することについて、話をさせていただきました。
ある県の知事は全国平均を下回った学校の262校の校長の名前を公表しました。
そもそも、公立の小中学校は同じ条件で、同じ環境で日々教育活動が行われているわけではありません。
それを同じ土俵で競わせること自体に無理があります。
大切なことは、学力調査の結果によって各学校の校長を中心にした先生方が自分の学校の児童生徒がどこにつまずいているかを分析しそれに基づいて今後の学習指導の視点を明確にして弱い部分を徹底的に指導してクリアーさせて来年度の結果に繋げていくことが大切なのです。
3.のいじめについては、平成23年に起こった滋賀県大津市の中学校での例を挙げながらいじめによる自殺は、学校と家庭が日々の連携を密にとることによって防げることを訴えました。
いじめは人の人格を傷つけ変えてしまう恐ろしいものであること、大人になって幼児を殺害するなど弱いものに向かっていく犯罪は多くは小中学校時代の学校でのいじめや親による虐待の被害者が関わっていることが指摘されています。
学校教育・家庭教育によって温かい人間関係を子ども達には感じさせることが将来、強く優しい人間に成長していくことを皆さんに伝えました。
次回は12月27日PM3;00~同じ場所で開催予定です。

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