身も心も痛みを知ること

皆さん元気ですか。
この間正月かと思ったらもう3月です。
2月24日から3月24日の30日間川口市議会が開会中です。
平成27年度末の補正予算と平成28年度の予算など70余の案件が審議されています。
慎重にすすめられています。
さて、清原元プロ野球選手が覚せい剤常習容疑で逮捕されました。
清原選手といえば西武ライオンズ、読売巨人軍の大スターとして活躍したプロ野球選手です。
すでに新聞やテレビ、週刊誌などで報道されている通りです。
彼がどうしてこのような犯罪に手をそめたのでしょうか?
野球ファンである方々は口々に残念で仕方がないと思われているでしょう。
私が推測するに彼は小さいころから体も大きく野球の才能もずば抜けていたために、挫折を知らなかったのでしょう。
彼の陰に隠れて一生懸命に努力をし挫折をしていった少年や球児が多くいたのではないかと思います。
野球をやっている野球少年の誰もが将来は甲子園に出てプロ野球選手になって大観衆の前で活躍したいという夢をもっています。
彼はその夢を実現したのです。
甲子園への道のりは大変です。
中途半端な練習ではとても出場などは勝ち得ません。
彼は甲子園大会1年生の夏から5回連続出場しています。
本当に高校野球をやり甲子園を目指した者にとっては羨ましい経歴の持ち主です。
幼少のころに挫折を味わいそれを乗り越えた人は精神的に大きくなり、強くなり、人への優しさも身に着けてきます。
だから社会に出て信頼され、尊敬され、人から頼りにされるのです。
大人になって挫折を味わう人は世の中の冷たさをその何倍にも感じてしまい、自分自身や社会に対して失望を感じ
て自暴自棄になっていきます。
清原元プロ野球選手はこのパターンでしょう。
彼はプロ1年目で30本ものホームランを打ち、大活躍しましたが、無冠の帝王で現役生活を終えました。
彼には精神的に何かが不足していたと思います。
むしろ、1年目から5年くらい苦しんで這い上がっていったら、このような事件を起こす人間にはおそらくなっていなかったでしょう。
高校野球でも、大学野球でも、プロ野球の世界でも何とか這い上がろうと必死に歯を食いしばって頑張っている選手が沢山います。
それを乗り越えた者が人間的に強くなり、大きくなり、人への思いやりの持てる広い心根の人間になるのです。
清原選手は50歳近くになってやっと人生の挫折を味わいました。
必死になって挫折を乗り越えて強く、大きく、優しい人間に立ち直ってもらいたいですね。
今度は人間として成長した人生の大ホームランをかっ飛ばしてもらいたいですね。
私は野球を愛好した同じ人間としてこの困難を乗り越えていってほしいと願っています。
私の持論です。
人間は小さいころに身も心も痛みを知ることが大切です。
だから大人が子供に意図的にそれらの経験をさせることです。
今、プロ野球各チームはキャンプが終了しオープン戦に突入しています。
わが川口市で育った現役のプロ野球選手オリックスバッファローズの高木伴投手(川口西中・市立川口高校出身)・日本ハムファイターズの松本剛選手(川口青木中・帝京高校出身)が共に現在1軍スタートで頑張っています。
高木選手は先輩のこの程野球殿堂入りした巨人軍の齋藤雅樹投手ばりのサイドスローに投げ方を変えて活躍を期しています。
松本選手はアメリカでのキュンプで紅白戦で1番で2塁打を打ちアピールしています。
彼ら2人には今シーズンを勝負の年と位置付けて頑張って欲しいと思います。両選手を皆さんで応援しましょう。

坂本 だいすけ

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