おはようございます。
昨日はやっと暑い夏が戻ってきたような夏を実感したのは甲子園球場でした。
第99回全国高校野球選手権大会が本県代表花咲徳栄高校の優勝という悲願を達成して幕を閉じました。
この大会が終えるとわたくしは毎年秋を感じてしまいます。

今大会は花咲徳栄高校が大活躍しました。
その強さは今大会出場チームの中で群を抜いていました。
優勝までの全6試合で2桁安打を記録し全試合で9得点以上、苦戦をしたのは東海大菅生戦で延長11回9対6のみであとは圧倒的な力を見せました。
特に決勝の広島の広陵高校戦10対4という決勝戦ではあまりないスコアでその強さをみせつけてくれました。

この強さを導いたのは花咲徳栄高校の岩井隆監督です。
よくぞここまでという感をしているのは私だけではないでしょう。
このチームは昨年の選抜大会に選ばれる資料では関東大会1回戦で負けて今年の選抜大会には選ばれませんでした。
そして、今年の春の関東大会では清宮選手擁する早稲田実業にも負けています。
ピッチャーも今大会好投を繰り返した綱脇投手は不安定な状況でした。
また、清水投手も自信なさそうに清宮選手にはしっかりとボールをとらえられていました。
しかし、救いは急速148キロなどを続けるなど夏の大会に向け期待感は出てきました。
埼玉の雄浦和学院を破らないと甲子園は遠いと思っていた私でしたが岩井監督はそれ以上を見つめていたのです。
大したものです。

実は私と岩井隆監督とは繋がりがありました。
彼が川口市立幸並中学校の野球部員だった頃私は新設2年目の川口市立在家中学校の野球部の監督をしていました。
春の大会での決勝で幸並中学校と当たることになりました。
彼はショートベースを守っておりました。
体は小さかったですが俊足好打を飛ばすいい選手でした。
当時の幸並中学校野球部は名将山下紘一監督を擁して埼玉県でも一位、二位を争う強豪校でした。
誰の予想も幸並中学校の圧勝、新設弱小練習試合の勝率も3割程度のチームの在家中学にはコールドゲームと岩井隆選手もたかをくくっていたようです。
しかし、試合が始まるとあれよあれよという間に、1対0で在家中学校が勝ってしまいました。
彼はこの試合のことを鮮明に覚えていて山下紘一先生と一緒に彼と食事をしたときにあの試合で僕の野球観が変わったんです。といみじくも言っていただきました。
力があるから野球は勝てるわけではない。
おごることなくやるべき一つ一つをしっかりやらなければ野球というゲームは肝心な時に勝てないと。
彼は全国優勝の昨日のインタビューでのコメントで「つらい道を一歩一歩駆け上がってくれた」と選手をたたえていましたが。
それは日々一日一日の選手たちへの指導でそれが貫かれていたのだと思います。

恩師である山下紘一先生そして川口ビッグスターズの監督であった渡辺謙悟氏そして彼の幸並中学校時代のチームメイト岩田君、佐久間君、増田君らとともに甲子園に応援に準々決勝、決勝と行ってきました。
いづれも三塁側からベンチ前で采配を振るう彼の後姿を見ながら観戦しましたが、彼の背中がひと際大きく見えましたね。
大したものです。
当時の中学3年生が今47歳を迎えこんなに大きくなるとは。
恩師山下先生、ビッグスターズの渡辺謙悟監督と感激の涙を流しました。
ありがとうございました。
岩井隆監督。このような指導者がいる限りわが郷土埼玉も日本も大丈夫です。
これからこれからも頑張ってください。

まだまだ暑さが続きます。
皆様にはくれぐれもお体ご自愛下さい。

坂本 大典