山下先生NHK出演

明日2月16日朝9時30分以降NHKあさイチという番組に、我、青嵐会の同志山下副会長が出演することになっています。
お忙しい中ですがお時間がありましたら是非ご覧ください。
私も楽しみにしてみます。
山下先生のことですから、日ごろの活動の中から教育に関わることだと思います。
宜しくお願いいたします。

さて、今日のテレビで「老後破産」という言葉を耳にそして目にしました。
つまり、30後半から40歳後半に夢にまで見たマイホームを手にし30年ローンを組みましたが、ゆとりローンといって借りはじめは月々の返済額は少ないのですが、年を重ねるごとに返済額が多くなるシステムになっていて、年を追うごとに返済できずにマイホームを手放すはめになり、家を売ってもまだ返済額が残るという最悪の事態をまねいて借金を抱えて老後の生活を余儀なくされている人を「老後破産」と言うらしいのです。
中に悲惨な人がいました。
16歳の連れ子のいる方と再婚したがその奥さんに先立たれローンの借金を抱えたがその息子が借金を抱え、さらに老後の世話をするのは真っ平御免とばかりに養子縁組を解消したいといってきたそうです。
途方に暮れているこの老人の話を聴いていてふと、私が中学校の教員をしていた時のH君のことを思い出してしまいました。
H君が中学2年生の時H君の母親が亡くなってしまいました。
H君の父親は実の父親ではなかったのですが、しかし、そのH君の父親はH君を育て高校へも進学させたのです。
我我教師はH君がどうなるのか心配をしていたのですが、その心配は無用でした。
今、H君とその父親はどうしているのかなあと、あのすばらしいお父さんときっと良い関係でいると思いたいですね。
戦後、家族制度が崩壊しました。
今も三世代が住む家族がありますが、確実にそういう家族はなくなりつつあります。
お墓も先祖代々の墓が世代を重ねるごとに守る人が少子化の問題も重なっていなくなって少なくなっていっているそうです。
立派なお寺さんがあちこちにありますが、こういう現状から寺を維持することもだんだん難しくなっていくのでしょう。
個人の尊重だとか、個性の尊重だとか、結婚など煩わしいものはしたくないなどという独身主義を掲げている若者が多くなっているということですが、自分が年を取った時にわびしさと寂しさを感じるものだと思います。
そして、自分が存在しているのは誰のお蔭かと考た時に両親の顔が浮かぶでしょう。
人類は命のリレーをして今日の社会・世界があるのです。
ですから、我々は命のバトンを受け取ってそのバトンを次の世代に確実に渡さなければならない使命があるのです。
これからの時代は個人の尊重だとか個性の尊重だとかいっている時代を過ぎて、命のバトンを次世代にしっかり渡す社会をつくらなければならない今までとは違う少し厳しい時代に入ってくると思います。
高齢化社会に入ってきていますが今こそ、高齢者の知恵を今に生かし、高齢者を大切にして昔の良き家族制度に学び次世代につなげる必要があると私は考えています。

坂本 大典

1 個のコメント

  • アサイチ見ました。
    考えることが多い話題でしたが、この次元のことが一般的になった時代に危機感を感じました。心配ですね。
    人として生きるたくましさや自律することの大切を思いました。

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