川口鳩ヶ谷里中学校の生徒はすばらしかった

11月4日川口市立里中学校のふれあい講演会の講師としておじゃまをし全校生徒を前にお話をさせていただいた。小生は38年間教師として勤めてきたので、子どもの前に立つと退職して3年目となる今でも心のときめきをおぼえます。骨の髄まで教師であるんだなと思いました。子どもの前で語るのは幸せですよ。この日は「人間の生き方について」と題し話をさせていただきました。多田出校長先生に案内されて会場である体育館に案内されましたが全校生徒は、整然と話し声さえ聞こえない中で講師である私を迎えてくれました。一時期は大変荒れていた学校であったと聞いていましたが「とんでもない」素晴らしく落ち着いた生徒たちでした。思わず「素晴らしい」という言葉を発していました。里中学校の先生方の並々ならぬ努力と子どもたちへの愛情がこのような形となって表れたのでしょう。もち論子供たちの良さもそこに加わっていると思いました。話は私の体験、子どもの頃にいじめをしたことと、いじめられた経験談を話しました。いじめはいじめてもいじめられてもその傷は一生残るものであることを語りかけました。また、人間は失敗をして人間として成長するものであること。歴史上に残る偉人と言われる人たちであっても皆失敗を繰り返し失敗から学ぶことによって偉人と言われる人物となっていったのです。失敗を恐れず失敗から学ぶ姿勢を忘れずに人生を進んでいってほしいと伝えました。それにしても約1時間という時間でしたが、里中学校の生徒は私の方をじっと見て傾聴していた姿勢は本当にすごい学校で、すごく素直な子どもたちだと感じました。里中学校の生徒たちはきっと大きく素直に成長していくことでしょう。久しぶりにすがすがしい穏やかな気持ちで心和む1日を過ごすことができました。

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