2016年6月16日一般質問全文

皆さんこんにちは。坂本だいすけです。

先ず初めに熊本地震で犠牲になられた方へのご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様へ心からのお見舞いを申し上げます。
さらに川口市出身の川口市の誇りである、演出家世界の蜷川と言われた蜷川幸男さんがお亡くなりになりました。ここに謹んでご冥福をお祈りすると共に偉大なる芸術家の芸術への取り組みと成果に深甚なる敬意を表します。
昨年の統一地方選挙で市民の皆様のお陰様で当選をさせて頂き、はや1年を経過しました。
また、この6月議会で3回目の一般質問の機会を得ることが出来関係各位に感謝申し上げます。
さらに本日は私「坂本だいすけ」を支持してくださる多くの傍聴の方々がいらしております。有難く思います。ご期待に添えるように頑張ります。
それでは、以下、通告に従いまして順次提言をさせていただきます。

1.魅力ある「子育ての町川口」をめざして出生にかかわって

戦後、昭和22年(1947年)の出生率女性一人あたりの全国平均は4.54人で、これをピークに減少し続け、その後、人口が増加も減少もしない均衡した状態をいう数値、人口置換水準の2.07人を昭和48年まで維持していましたが、昭和49年には人口減少を示す出生率が2.05人へと減少し、更にその減少率はとどまらず、平成26年(2014年)には1.42人となり、過日、平成27年(2015年)の調査では1.46人と上昇に転じましたが、この出生率は日本の高齢化社会をもたらし我が国の将来像に影をもたらす現象となっております。
この出生率の減少は我が日本の社会環境や家庭環境をも大きく変化させ、子育てや教育環境にも様々な問題を派生させております。
このような実態の中、国を始めとして各地方自治体では、出産についてや子育て支援のあり方など多くの課題への施策の取り組みがなされていることがメデイアを通したり様々な形で私たちには情報として伝わってきております。
我川口市においても平成24年までの統計では国と同様の出生率で1.42人、因みにライバルさいたま市は1.34人であります。
いずれにしても、少子化の問題は子育て支援の在り方と町づくりの在り方と直結しており本市においても例外なく喫緊の課題となっていることはご承知の通りであります。
本市においては奥ノ木市長を中心にして川口市子ども子育て支援事業計画を昨年度作成し、それらに基づいて待機児童の解消や保育の質的問題なども含め鋭意努力されていることは十分に承知しております。
私は生まれてからの子育て環境を整えることはとても重要だと考えていますが、今回は視点を少し変えて生まれる前の子育てに視点をあて、お腹の赤ちゃんとお母さんを温かく迎える魅力ある「子育ての町川口」をめざして質問させていただきます。

本市は近年毎年の人口増加が約3、000人と聞いておりとても喜ばしいことと受け止めております。
一方、人口増加が出生率とどう係わっているのか。これも本市における人口増加のポイントになると思うのです。
出生率の向上は人口増加のバロメーターであり、産んでよかった、子育てしてよかった、住んでよかったという魅力ある川口市にしたいものです。
戦後、日本社会は核家族化で構成され、日本の良さであった三世代家族のような家族構成があまりみられなくなり、そのひずみで妊娠した女性が一人で不安を抱えて出産に向かうという実態が多く見られるようになりました。
したがって、現代はそれらへの相談態勢やフォローは重要な取り組みとして行政や社会に要請されているのです。
今では時代の要請としてそれぞれの自治体では本市も含めて様々な工夫をこらしながらそれらを進めているところです。
その取り組みの一つとして、石川県加賀市では妊娠16週目から胎児一人につき10,000円の誕生準備金を支給して、その支給時に妊婦相談などを行い、準備金を支給するだけではなく妊娠しているお母さん達が少しでも不安を取り除き、安心して出産が出来るようにフォローの相談会を実施しているそうです。
そして、このような取り組みは不安を抱えるお母さんになる方々にとって大変喜ばれて、普段からの妊婦相談も増えたそうです。
私は給付金などを支給することが全て良いとは思っておりませんが、大切なことは安心して子供を産み育てる環境作りが重要だということです。

そこで質問です。
(1)市では出生率向上のためにどのような手だてをおこなっているか
(2)市では妊娠している女性にどのような相談や手だてをおこなっているか
(3)あらゆる機会をとらえて妊婦相談の充実を図るべきと考えるがどうか

2. 魅力ある「教育の町川口」をめざして

教育は日進月歩、進化するものではないと私は思っております。まさに松尾芭蕉が言った不易流行であります。丁度、川の流れに乗っていくカヌーのようであります。激流もあれば蛇行もあり、真っ直ぐの流れもあれば、穏やかな流れもある。しかし、乗っているカヌー自身はどんな流れであろうとも変わらない。
世の中には絶対に変わらないものと、日々変わるものがあるのだということです。教育も正にそうで変わらないものと大いに変わらなければならないものがあると思います。

(1)小学校低学年基礎学力定着度調査の活用についてですが
4月に、小学校6年生と中学校3年生を対象に全国学力学習状況調査が全国一斉に、また、小学校4年生から中学校3年生を対象に埼玉県独自の学力学習状況調査が埼玉県で一斉に行われました。毎年の積み重ねを繰り返し、個々人の足らざるところを検証してステップアップを図っていくことを児童生徒、教師が一体となって取り組んで頂くことを期待しております。
今年の4月には川口市教育委員会独自の取り組みで小学校低学年の基礎的学力を確実なものにするために小学校2年生・3年生対象に、国語の読み書き・算数の計算問題を重点に基礎学力がどこまで付いているか、あるいはどこでつまずいているのかを検証する、低学年基礎学力定着度調査を行いました。この取り組みは埼玉県でも全国でもおそらく市町村単位では稀なものだと思います。
昨年私が重ねて質問させて頂いたことでありますが、教育委員会の即断の取り組みに敬意を表すると共に時間はかかると思いますが、その成果を期待するところであります。
また、先生方には是非ともこの結果を検証し、つまずいている子ども達には、そのフォローアップなど確実に基礎学力をつけて頂き自信を持って楽しく学校に通える子ども達をつくっていってくださるようお願いする次第です。
私も教師をしておりました。分からないことが分かった時の子どもの喜ぶ顔を見た時の教師の喜びは無上のものです。教師になって良かった。と心から思いました。子どもは分かる喜びを得て、教師は教える喜びを得るのです。そして、子どもは学校に通う喜びを得て、教師は学校に奉職している喜びと誇りを得るのです。これが教育という場だなのです。

そこで質問です。
各学校で、小学校低学年基礎学力定着度調査の検証結果を今後、どのように活用し指導に生かしていくのか。おたずねいたします。

(2)新川口市立高等学校について

ア 学校づくりへの準備進捗状況について

新川口市立高等学校の校舎工事は昨年10月に着工し着々とその建設は進められております。市民はどんな校舎か?中はどうなっているのか?グランドは?施設設備は?先生方は?など多くの期待が今から渦巻いていることでしょう。
ハードの面は着々と準備は進んでいると聞いていますが、私が一番危惧しているのはソフトの面です。つまり、内側の学校づくりについてです。
初代の校長は決まっているのですか。高等学校教育を永年勤められ、学校づくりに精通している方がこられるのですか?
開校までもう2年を切りました。校訓、学校教育目標、教育課程、教師陣等学校づくりの根幹をなすものは初代校長を中心に煉りに煉っていかなければならない作業です。学校づくりの準備進捗状況について伺います。

イ 理数科等クラスの少数精鋭化について

新川口市立高等学校は聞くところによると埼玉県でも有数の学力の高い学校づくりを目指しているということです。
理数系の生徒を40人、1クラスをつくる予定のようですが嘗て大宮高校が理数系80人、2クラスを集めましたが、集まらず断念して40人、1クラスにして現在に至っております。市内に理数系を志す生徒が40人も居ますでしょうか?甚だ疑問です。
特待生として学力の高い生徒を集めて、学校全体の学力レベルを上げようとした、嘗て学力の低かった私立高等学校の手法を用いればある程度は出来るでしょう。しかし、現実論として、川口市内で優秀な理数科生徒は10人が精一杯でしょう。また、文科系を志す優秀な文科系生徒もおります。
したがって理数系1クラス10人、文科系1クラス10人という少数精鋭で特別進学クラスを編成すれば指導する先生方もより濃い指導が出来ます。バランスよい人材育成が重要ではないでしょうか。しっかり議論をし直す必要があるのではないでしょうか?理数科等クラスの少数精鋭化について伺います。

ウ 部活動について

川口市内の学力に秀でた生徒を川口市で育てるために少数精鋭化を提案いたしましたが、部活動はどうでしょう。部活動の活性化は川口市全体の士気を高めます。
嘗て私の母校川口工業高等学校野球部が甲子園に出場しましたが、この時は川口市が大変な盛り上がりを見せました。今度は新川口市立高等学校に是非、出場していただきたく、強化部活を指定するなどして、その努力をしようではありませんか。
市内中学校では、昨年は芝東中学校ソフトテニス部女子団体が全国優勝し春には野球部が全国大会に出場しました。また、戸塚西中学校ハンドボール部が全国優勝を果たしました。
野球、サッカー、ハンドボール、陸上競技、柔道、剣道、ソフトボール、水泳、新体操など部活動を盛んにして部活動の顧問がほしいと言った生徒は必ず入学させられるようなシステムを作り、大いに部活動を盛り上げて川口市立高等学校で心身ともに頑健な社会人を育てることも重要と考えます。
これによって、文を目指す精鋭が一早く目標とする一流と言われる大学の合格を極めるか、武を目指す精鋭が全国一を成就するか切磋琢磨する文武両道の学校が出来るものと思います。そこで部活動についての考え方について伺います。

エ 部活動指導者の確保について

部活動を活発にそして強くするためには指導者が重要な鍵を握ります。子どもは先生という好環境によって変わるものです。したがって、アスリートも指導者によって大きく変わります。盤石な力を発揮させるために指導者の招聘や確保は、部活動を強化するために重要なことと思います。
現在、県内に川口市で育った川口市の中学校出身の優秀な監督がおります。サッカーでは県立浦和東高校で全国大会に出場し全日本代表のゴールキーパー川島選手を育てた現浦和南高校サッカー部監督、川口市立西中学校出身の野崎正治氏がいます。また、ハンドボールでは浦和学院ハンドボール部を日本一に導いた十二月田中学校、県立川口工業高校出身の岩本あきら監督がいます。更に昨年の夏の高校野球甲子園で優勝した東海大相模高校と、1点差の熱戦を演じ今年の春の選抜大会にも出場した花崎徳栄高校の岩井隆監督は本市の少年野球チームビッグスターズ及び幸並中学校野球部の出身です。現在、川口市立川口高校野球部の長井監督も社会人野球NTT東日本で活躍した優秀な指導者です。このように川口市にはスポーツにおける人材が育つ土壌があります。部活動指導者の確保について伺います。

オ 部活動への支援について
                        更に、部活動への支援として川口の優秀な選手を市外へ出さないためにはどのような手立てがあるか、また、全国レベルの部活動を育成するには相当の支援が必要と思いますが考えを伺います。

カ 施設の充実準備について

部活動等の施設設備では、私が昨年の6月議会、12月議会に重ねて質問をさせていただきましたが、施設設備については県下一の施設設備を誇るくらいの気持ちで作ってほしいと思います。予算がないとか始めから言わないでください。
柔剣道場や体育館は夏は40度を超す異常な環境です。勿論熱中症などの危険は常に指導者の心配となっています。この環境を是正し、選手や指導者に安心して練習や競技に集中してもらうにはエアコンを設置することは絶対条件です。また、熊本地震を教訓にして、いざという時、夏でも冬でも避難所としての対応が出来るようにすることもです。真剣に考えて頂きたいと思います。施設の充実準備について伺います。

次に、(3)教育相談室の設置について

ア、設置の検討をですが

昨年の12月議会で本市では教育相談室が1つしかなく更に増やす必要を伺いました。答弁では現状を少しでも向上させ相談業務の充実を図っていくという前向きなものとは言い難いものでありました。
今や時代はオギャーと子どもが生まれる前、母親が妊娠してから出産相談、生まれてからの子育て相談と、親にとって相談は必要不可欠なもので必須のものです。
教育相談もこれまた然りで旧態依然ではそれらの対応は市民のニーズに応えるには難しい状況となっています。
以前にも述べたとおりに本市の教育相談室は不足しているのです。ライバルさいたま市は6相談室があります。週に1回の相談業務や調査、研究などといってる場合ではありません。喫緊の課題として早急に2つの増設を実現し、教育相談体制を整える必要があると思います。生徒指導の中には小中高校生のインターネット中毒などという聞いたことのないような新たな問題や課題が子ども達の中に派生し子どもも保護者も悩んでいます。具体的な設置の検討について伺います。

イとして、教育相談支援員の待遇改善についてですが

介護サポートに従事されている方々の待遇が仕事の内容よりも給与等が低い。保育に従事する保育師等の給与が低い等、今福祉にかかわる重要な仕事をなされてる方の待遇をどのように改善していくか国レベルでも取り組んでいるところです。
教育の中でも今は実際に教育に携わる教師と共に不登校、発達障害など子どもや保護者などを対象にして学校内外で相談業務を担当しその対応を担っている教育相談支援員が中学校等に配置され、学校におけるその存在は子どもや保護者そして学校にとっても必要不可欠なものとなっております。そのような教育相談支援員の待遇が自治体によって様々になっております。
たとえば、さいたま市ではさわやか相談員と言っています。1日6時間30分の勤務で月給179,500円、交通費、社会保障有り、年休、夏休、研修時の交通費が支給されています。また、相談室での子どもの現状を教育相談支援員が校内研修で先生方と共に研修を行っています。
川口市ではすこやか相談員といっています。1日5時間勤務で日給6,000円、年間196日の限定勤務、他にサポート相談員を配置し1日3時間勤務日給3,600円、年間140日の限定勤務で、いずれの相談員に対しては交通費なし、社会保障なし、年休、夏休なし研修時の交通費なしという待遇です。
これだけをみても残念ながらライバルさいたま市に教育相談支援員の待遇では負けています。勝ち負けではありませんが、教育相談支援員の待遇改善は世の中のニーズから改めていかなければならないと思います。聞くところによると川口市で育った優秀な教育相談支援員がさいたま市の条件に惹かれてさいたま市に流れていると聞きます。
予算のかかることなので直ぐに改善するのは無理としても、川口市で悩める子ども達や保護者のために活躍している教育相談支援員の待遇改善は相談に従事する方々は待望していると思います。そして、その改善は川口市の不登校対策や発達障害などの対応の充実に繋がっていくものと思います。いかがお考えか伺います。

次に(4)教職員のメンタルヘルスとメンター制度について

学校の先生方の業務は、私が現役で担任を持っていた昭和50年代から平成の初期と比較すると確実に増加し煩雑になってきています。学習指導は当然のこととして、不登校、いじめ、虐待、苦情、など保護者への対応、発達障害、食物アレルギー、部活動、生徒指導、小学校では外国語活動の導入などその対応は多岐に亘り、教育に携わる多くの方々は使命感に燃えて頑張っておられます。
しかしながらこれだけの業務をこなすにはいくら使命感といえども、中には疲れや、仕事がさばききれない、などの問題が出てきても当然であり、その行き着くところは精神疾患などの状態に陥ることであります。更に言えば現代はこのような業務にはきめ細かさが一つ一つ求められています。
したがって、平成25年の文部科学省の調査によると、全国の公立学校教員の精神疾患を理由にした休職者が、5,000人を超え、それは病気休職者の6割以上であり、10年前と比較して3倍にも達しているということであります。本市においてもその傾向は同様と思います。平成24年度は14人、25年度は20人、26年度は15人と伺っております。
特に、精神疾患に陥りやすい教職員の傾向として本市で教職員メンタルヘルスに係わっておられるカウンセラーのお話によると50代で学校を異動した直後の教員と、教員成り立ての新任教員や2~3年を経験した教員、更に30代前半の学年主任や生徒指導主任など若くして責任あるポジションに着いたものなどにその傾向が多いそうです。何よりも新任の頃のしっかりしたアプローチが重要であるといっていました。
どうしても教師という職業は一人で抱え込んでしまう職制がありますので精神疾患に陥りやすいといってよいでしょう。私は特に希望を持って教員になった新任教員の育成が非常に重要と思います。また、小中学校の教員の年齢層がかなり若返っています。
したがって、若手教員の力量を上げること、その先駆けとして新任教員のモチベーションを上げること、職場不適応を防止することが大切であると考えてます。
看護師の方々が新人教育の一環として行っているプリセプター制度は現場での指導の相談役として先輩看護師がマンツーマンで付きます。貴重な技術や知識を与えてくれる以上に精神面で支えてくれる良い面があるようです。教員では同じような取り組みをする場合、メンター制度といっているようですが。そこで伺います。

アとして、本市では教職員メンタルヘルスカウンセラーを全国に先駆けて教職員のメンタルヘルスの為に導入しておりますが具体的に教職員に対してどのように対応されているのか。

イとして、メンター制度についてどのように考え取り組まれているか、伺います。

次に、(5)中学校の進路指導にかかわって

高等学校の中途退学者は全国で、平成2年の約123、529人、をピークに減少を続け、平成25年の文部科学省調査では59、742人で在籍者数に占める割合は1.7%となっています。依然として中途退学者は存在しています。その主な理由は学校生活・学業不適応が36.4%、進路変更が32.9%となっていて、併せると69.3%でこのパーセンテージは中学校での進路について深く考えずに選択してしているために、高校生活に馴染めず、止む無く中退したものとみられています。
この問題を県教育局では「中学、高校、家庭や地域、行政が連携して進路指導に取り組むべき問題」と指摘しています。私は中学校の進路指導の方針を高校入学至上主義から転換する時期に来ているのではないかと思っているのです。
私の母校の川口工業高校でもこの傾向は例外ではなく川口工業高校で、もの作りの勉強をして将来はそれを生かして進路を選択する目的意識を持った生徒は関連する資格を取るなどして充実した学校生活を送って頑張れますが、そうでない生徒はこの調査の退学理由のように多くは学習意欲もなく中途退学していくようです。入りやすいからとい理由で工業高校を安易にすすめる進路指導はやめるべきです。
県教育局は「埼玉県は中小企業が多く、専門性を身に付けた工業高校出身の生徒へのニーズは高い。工業高校の担う役割は大きい」といっています。これは本市にも大いに当てはまります。 
平成26年1月末の厚生労働省の調査によると大工や鉄筋工などの建設技能労働者の有効求人倍率が7倍を超え、左官、配管工などが3.01倍、設計者、施工管理者、土木技術者、測量技術者などが3.96倍となっており、東日本大震災、東京オリンピック、パラリンピックなどの影響で建築関係の人材不足が懸念されております。
私も経験上わかっているのですが、中学校の進路指導の中で今どき高校ぐらいはという保護者の願いや生徒もクラスメートの手前のような感覚で合格できる高校ならどこでもよいという選択で、目的意識もなく合格したから入学し、そのうちに充実感を見いだせずに退学するパターンがあります。意欲を失って1年、2年と回り道をするという現実に、本人も保護者も将来に不安を抱えています。実にもったいないのです。
世の中では団塊の世代が引退して職人、技術者が将来にわたって不足しているということです。中学校教育で約60.000人近い生徒に、発想を変え、早く世の中の戦力になるため積極的に求人を受け入れる進路指導を取り入れていかれたらどうかと思います。中学校から職人や技術者を目指して就職した生徒が10年、20年、30年先には立派な職人、技術者となって世のために誇りを持って働いている姿は素晴らしいと思います。
現に私が10数年前に校長をしていた時の教え子が建築関係の親方となって立派に社会に貢献して胸を張って働いています。時代背景は変わっていますが、嘗て夢を抱いて集団就職で東京に出てきた方々が日本の経済を支えてきました。教育とはそういう所にも価値があり大切な一面があると思います。
そこで伺います。

アとして、現在、進路指導では就職という選択肢をどのように扱っているのか。

イとして、現在、中学校の求人はどのような状況になっているのか。

ウとして、今後の進路指導の在り方について。

次に3 魅力ある「スポーツの町川口」をめざしてについて

(1)スポーツ振興構想についてですが

私はスポーツ振興は市政を大きく前進させ川口市民としての誇りや自覚を促す大きなメリットがあると考えています。
例えば昭和52年、夏の高校野球甲子園大会に我が川口工業高等学校野球部が埼玉県代表として出場しました。その時の地元川口市の盛り上がりは大変なものでした。寄付も沢山集まりました。テレビでは我が町川口を大きく紹介して頂きました。
是非、全市的な盛り上がりがまた出来るようにしていこうではありませんか。このようなことが実現すると市民の盛り上がりもそうですが、経済効果も波及してまいります。「スポーツの町川口」をめざして、スポーツ振興を進めていくことはあらゆる面でメリットがあります。
しかし、このことは一朝一夕に出来るものではありません。子ども達の育成やトップアスリートをめざすアスリートの支援も必要です。そして、それらを育てる指導者への支援も重要です。
スポーツ少年団やクラブチームの指導者や学校での部活の指導者など市内には多くの種目の指導者の方々がほぼボランテイアのような形で頑張っておられます。また、それらの種目のトレーニング場所として施設設備の提供やそれをサポートする施設の充実も大切な要素です。
スポーツといえば川口、「スポーツの町川口」を創造するにはスポーツ振興構想を川口市としてしっかりもつことが重要と考えます。
以下についてお考えをお聞かせ下さい。

アとして、こどもアスリートの育成について

イとして、アスリートの支援について

ウとして、指導者の支援について

エとして、施設設備について

次に(2)スポーツ施設の改修と新設についてですが

スポーツの振興は川口市の活性化に大いに係わることが出来ると考えるわけですが、本市のスポーツ施設がそれぞれ老朽化をし、見直す時期がきています。
浦和美園にあるサッカーの埼玉スタジアム、さいたま新都心にあるさいたまスーパーアリーナはプロバスケットボールやバレーボール、その他のイベント会場となって多くの観客で賑わいを見せ、さいたま市の経済効果をあげています。
人口22万の上尾市ではバレーボールVリーグ所属の上尾メデイクスという女子プロバレーボールチームをもっています。先月、リオデジャネイロオリンピック出場を果たした全日本代表の荒木選手が所属しています。
所沢にある埼玉西武ライオンズ、うらわレッズは言うに及ばずプロスポーツチームを持つことは商店街の活性化など経済波及効果は勿論、その市を宣伝する効果は絶大なものがあります。
本市でも本格的に市の更なる活性化を図るために、3大プロジェクトに目途が立ったことを期に先を見通してプロスポーツチームの招致を図ったらどうかと考えます。そのためにはスポーツ施設の充実が重要となってきます。
女子プロ野球チーム埼玉アストライアが市営球場で年間何試合か行うようになりました。それは、埼玉国体の折に市営球場の人工芝への転換、スコアボードの改修などを行った為に使用したいという希望があったからです。選手も浦和にあるさいたま市営球場や越谷市営球場よりも人工芝の川口市営球場がやりやすいといっています。今年は東都大学野球連盟の2部リーグが使用しています。私の母校立正大学が来て公式試合をやりました。首都大学野球連盟の大学も使用しています。多くのスポーツ団体が市営球場を使用したいと来ています。
しかし、見ていてスタンドの規模が小さいことです。2万人規模のスタンドを造ってはどうですか。
そして、防球ネットが低いので、今ある照明塔の高さにまで上げれば、市営球場がプロ球団や他の野球団体などに積極的に使用していただけます。
川口をアピールするには施設の改修、充実を図ることが重要です。そこで伺います。

ア 市営球場のスタンドの増設、改修について

イ 市営球場の防球ネットの嵩上げについて

ウ 市営球場のフェンス等の広告掲載について

市内外には沢山の野球ファンがいらっしゃいます。つのれば宣伝になります。オートレースでも冠レースがあるではありませんか。公的施設だから出来ないではなくて川口市から発想を転換してやることが重要と思います。広告掲載について伺います。

エ 西川口駅周辺活性化の構想について

西川口駅周辺の風俗のイメージを払しょくするために風俗店の一掃を図りましたが、その後周辺の活性化が図られていません。
現在、西川口並木商店会では、地域活性化のために地域リノベーション推進事業のモデル地区として活動をされていると聞いております。私は、西川口周辺の活性化は、スポーツ施設の充実を図ることを通して行ったらどうかと思いますが考えをお伺います。

オとして、市民体育館の建設についてですが

川口市には市民体育館がありません。現在の総合高校の体育館が前は市民体育館といっていました。
バスケットボール、バレーボール、フットサル、障がい者スポーツなどが十分に出来る体育館が必要です。
そして、プロスポーツチームや関東・全国大会の会場に使用できるように観客席など大規模なものを建設して市外から沢山の方々が来られるようにすれば経済効果も上がっていきます。いかがでしょうか。

カとして、オートレース場の複合施設化について

私はオートレース場のスタンドを見るたびに凄い施設だなあと思います。この施設をオートレースだけに使っているのはもったいないと思っています。オートレースの走路はデリケートなものだから他の競技などには使えないと聞いたことがありますが、しかしもったいないです。
時代は変わってきています。オートレース場の複合施設化は図れないものでしょうか。
壮大なプランになりますが、陸上競技、サッカー、ラグビー、コンサートそして家族で楽しめるレジャー施設そして場外車券売り場等を複合的に造れば1年中市民や市外の方々がいらっしゃいます。
アクセスは西川口、SR南鳩ヶ谷駅で周辺も賑わいが増すでしょう。
青木平和公園は陸上競技場の跡地を広大な駐車場にして野球場やテニスコートの大改修を行います。
西川口の活性化につながりませんか。資金予算などの問題が当然ありますが、川口市政活性化の発想として受け止めてください。お考えをお伺い致します。

次に4.レジェンド、文化の薫り日光御成道鳩ヶ谷宿の街並みを守るために

旧鳩ヶ谷宿界隈の歴史を紐解くと、古くは「いざ鎌倉」の故事にあるように源頼朝を祖とする鎌倉幕府が整備した鎌倉街道が川口・鳩ヶ谷に繋がり、今も本町1丁目の荒川堤防沿いに鎌倉橋としてその碑が残っております。江戸時代に入っては徳川将軍の日光社参の為の専用道で、日光御成道は多くの人々が行き交う道と宿場という基地としてその役割を担っていました。特に鳩ヶ谷宿は、日光御成道の第2番目の宿場として近隣の北は「大門宿」南は「川口宿」を繋ぐ中核的存在として様々な文化的レジェンドとして記憶を残しつつ現在まで継承されております。
そして、この「道」と「宿場」は多くの人々が往来し、その交わりの中で生み出された成果は、地域を代表する風土や風習、景観などとして残され、それらは地域の文化として息づいてきました。
私たちは川口市と旧鳩ヶ谷市の合併によって新川口となった今、改めて日光御成道を中心として栄えた鳩ヶ谷の素晴らしい文化の薫りを感じるものでありその文化的遺産は我々川口市民としてはレジェンドと言っても過言ではないほどであります。
日光御成道「鳩ヶ谷宿」の街道沿い両側の(県道大宮鳩ヶ谷線・坂下町~鳩ヶ谷本町~桜町)には、数多くの歴史的建造物が存在し、歴史的街並みが醸し出す素晴らしい景観が形成されていました。この街並みが形成する景観は、大都市東京近郊にある市町の街並みとしては稀有な存在として、建築史や景観研究者等の専門家からも高い評価を得ているものであります。その建築年代は明治初期から昭和初期におよび、町家建築、土蔵、洋風建築等様々な様式をもつ建造物が存在しておりました。
平成6年から日本工業大学の黒津高行氏らによって調査が行われましたが、現地調査によると旧宿場地区内の伝統建築物が平成11年の現地調査では34棟あったものが平成19年の調査で21棟に減少し僅か8年の間に13棟が解体撤去されてしまいました。残念ながら現在は、県道大宮鳩ヶ谷線の歩道拡幅工事により、その沿線に所在した建物の殆どが取り壊されて消滅してしまっています。すでに、往時を偲ぶ宿場町の街並みとしてはその景観は失われてしまっています。 
しかしながら、拡幅部分外、鳩ヶ谷本町1丁目に在る昭和4年に建てられた「十一屋北西商店」と鳩ヶ谷本町3丁目に在る昭和7年に開業した「旧船津眼科医院」等数棟の建物が残されています。ここを通ると鳩ヶ谷の往時が偲べます。因みに「十一屋北西商店」の店舗、及び店蔵については平成25年に国登録有形文化財に登録されているそうです。
また、お隣のさいたま市や東京都、横浜市、鎌倉市におきましては、地域の歴史や文化を物語る良好な景観形成に寄与している歴史的建造物については「景観法」を用い「重要景観建造物」の指定を行い建造物を保存していると伺っております。
先程も申し述べましたが日光御成道の両側に残された街並みは大都市東京近郊では稀有な存在として高い評価を受けている立派な文化財です。このような川口市にある歴史的資源に着目してその資源を生かした施策を展開していくことは「文化都市川口」を創造するには打って付けの資源であると思います。
少子高齢化等に伴う社会保障費増大の現状から、持続的経済の活性化を図ることとして、政府は観光産業の促進に力を入れ、平成32年東京オリンピック、パラリンピックの年には訪日観光客4,000万人を目標としています。
本市においても、首都東京近郊にある都市として、また、良好な交通アクセスを有する特性を生かして、内外から多くの人々を招致し、文化の薫り高い品格のある町川口を創造しこの文化財をアピールすることは元気ある川口づくりに邁進する奥ノ木市政の起爆剤になると考えます。以下お伺い致します。

(1)日光御成道鳩ヶ谷宿の景観について

(2)文化性の高い歴史的建造物の保存について。

(3)文化性の高い歴史的建造物が取り壊しに瀕した場合の対処について

(4)本市の文化財を観光資源として活用することについて

次に5.北朝鮮による拉致被害者の救出について

国民の生命財産を守ることは国家の第一の使命であります。しかしながらその使命が守られなかったために横田めぐみさん、田口八重子さんら多くの拉致被害者が生まれてしまいました。本市においても特定失踪者として藤田進さん、新木章さん、佐々木悦子さん、井上克巳さん、石井久宏さんなどが北朝鮮による不当な拉致によって未だ安否が不明なことは周知のことであります。ご家族の思いを自分に置き換えてみるといつも悲痛な思いと、いても立ってもいられないどうにもならない現実とのはざまで悔しい思い、焦る思い、どうしているのかという肉親の思いが絡み合いたまらない気持ちでいっぱいです、一日も早くと言っても北朝鮮は政治的駆け引きに利用して帰す気持ちなどさらさら無いのが実態です。本当に悔しい思いと腹立たしさの感情はとうに極限に達しています。早く救出しなければという思いです。
市立川口高校では1976年2月に失踪した本市の藤田進さん当時19歳の弟さんである藤田隆司さん57歳が「北朝鮮による拉致事件は普通に生活する自由を根こそぎ奪う人権侵害だ」と訴え昨年全校生徒に講演しました。同様の講演会は県陽高校でも実施されました。この拉致事件は北朝鮮という国家が実行犯に命令して実施した北朝鮮による国家ぐるみの犯罪です。金正恩という指導者は国の恥とも感じていません。それどころか、核実験やミサイルの発射など頻繁に日本を始め周辺国、アメリカなどに挑発を繰り返しています。
我々国民、市民に出来ることは、北朝鮮による国家犯罪を日本人として心にしっかり留め置き、北朝鮮による人権侵害を決して許さないという啓発活動を子々孫々に至るまですすめていくことが重要であります。小中学校でもしっかり行われるように具体的な指導の徹底を図って頂きたいと思います。最近では小中学校においてどのような啓発活動が行われたか伺います。

以上で1回目の質問を終わります。

再質問、要望
1についてですが、
市長にはご答弁ありがとうございました。是非、お腹の赤ちゃんとお母さんを温かく迎える、魅力ある「子育ての町川口」を目指しご尽力よろしくお願い致します。

2の(1)低学年基礎学力定着度調査については、
つまずいている児童には個別指導や補充学習が重要です。是非、ねばり強く指導頂き学習遅進児の皆無を目指してください。そのことが、川口市全体の学力向上にも繋がりますのでよろしくお願い致します。

2新川口市立高等学校についてのア初代校長の人事については
あらゆる選択肢を駆使して早急に目途を付け人選決定を急いでください。新校の百年の計になるからです。宜しくお願いいたします。

2のカ施設の充実準備については再質問させていただきます。
体育館と柔剣道場のエアコン設置について、当初計画の見直しについて、再度見解を伺います。

次に、同じく(3)教育相談室の設置について、ア設置の検討について再質問します。
現在、教育研究所の相談室は川口市のはずれに位置し、立地条件を理由に相談したくても相談に行けない市民の方々が居るものと想定できます。そこで、昨年の教育研究所の教育相談件数と実際に来室をして相談された件数、また、その割合はどのくらいでしたか? 

4日光御成道鳩ヶ谷宿の街並みについてですが、
市長から市内に点在する歴史的文化財を観光資源として有効活用していきたい旨の前向きな答弁をいただき有難く存じます。是非、文化財課、経済部、都市計画部も連携して頂いて品格のある町川口を創造するためにご尽力を賜りたくよろしくお願い致します。
                        以上で2回目の質問を終わります。

2の(2)のカ、施設の充実準備についてですが、
夏場において異常ともいえる劣悪な環境になることは目に見えています。体育館や柔剣道場のエアコン設置で、部活動、授業等を安心して実施できるような環境を新校の建設費予算を上乗せしてでも叶えていただきたいと思います。また、災害などの非常時の避難場所としても市民の為に必要です。このことを強く要望いたします。

次に2の(3)教育相談室の設置についてですが、
昨年の教育相談件数に対して来室して相談される方の割合が50%に達していないことがわかりました。多くの市民の相談に応え、来室100%に近づける為に教育相談室の増設を求めます。また、指導主事の増員や退職した校長先生などが勤めておられる教育相談員の増員と待遇の改善も併せて求めます。

今回は、今川口で育つ子ども達が川口市の将来を担うために、10年、20年、30年、50年先の川口市を創造して質問させて頂きました。多くの前進的な答弁をいただき有り難うございました。

以上で坂本だいすけの質問を終わります。

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