秋の御祭り

皆さん!こんにちは。
またまた久し振りで恐縮です。

10月18日(日)は元郷氷川神社の秋の例大祭でお呼ばれをして行ってまいりました。
いつも心動かされるのは子ども達が神社の御祭りに参加しているのです。
今回の秋の御祭りでは子ども達が山車を引き、神輿を担いでいました。
大人と一緒になって祭りを楽しんでいました。
地域のコミュニケーションが中々希薄になってきている今日、とても貴重な地域の行事だと思いますが、元郷地区は元郷氷川神社を媒介としてはっぴを着て粋なカッコで祭りを地域皆で楽しんでいる姿を見てウキウキしましたね。
私も川口工業の先輩原田さんからあつらえていただいた「元一睦坂本」のはっぴを着て久しぶりに神輿を担ぎました。
楽しかったです。

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地域の歴史・伝統・文化を地域の鎮守を通して守っている姿、すばらしいですね。
元一中町会の皆さんは快い気配りで私に気持ち良く神輿を担がせてくれました。

19日(月)・20日(火)の2日間は青木氷川神社の秋の例大祭の一環としてカラオケ大会が実施されました。
千葉都さんがオリジナルソング「女の御成道」を熱唱し、奈須雄二さんはいつものようにプロより上手いすばらしい歌声を披露していただきました。

20日の最後、青木樟風会の素晴らしい太鼓がオオトリで〆にふさわしい演奏を行いました。
私の市政報告会でも樟風会の皆様には演奏をしていただきました。
有難かったです。

ところで皆さんは「江戸しぐさ」という言葉をきいたことがありますか。
江戸っ子の、人に対する心遣いのことです。
雨の日に傘をさして長屋の狭い路地をすれちがう時、お互いが傘を少し傾けて往き来することを「傘かしげ」というそうです。
「渡し船が出るよー」と船頭さんが言った時、あとからお客が「すみません」とやってきた。
先客たちは、あと一人は乗れそうだと、自然に目くばせ気配りで、腰を浮かせてこぶし一つ分ずつ詰めました。
これを「こぶし腰浮かせ」と言うそうです。
商人の子どもは「三(み)つこころ」・「六つ躾」・「九つ言葉」・「十二文(ふみ)」・「理(ことわり)十五で末決まる」と言って、年に応じて教え込んだそうです。
まず、三つまでに大人が正しい言葉をかけながら、人の言うことを聴きいれる心を育てる。
六つまでに挨拶、箸の上げ下ろし、履物の揃え方、厠(かわや)トイレの使い方など生活のもとを「手取り、足取り」躾ます。
九つまでに「さようでございます。今日は良い天気でございますね」など大人の言葉で挨拶が出来るように「口移し」で教えます。
十二歳までに、親の代わりに商売でつかう文書が書けるように教えます。
十五歳までに、人の道理をわきまえた大人になるよう教えます。
江戸の商人は親として子どもを節目節目でこのように身につけさせたそうです。
これは今でも通じる子どもへの躾でしょう。
実はこの「江戸しぐさ」のこと元郷氷川神社の大沢宮司さんと青木氷川神社の鈴木宮司さんから教えを乞い冊子もいただきました。
人への心遣い「江戸しぐさ」は現代に生きる者にとっても大いに参考になるでしょう。
ストレスはこういう温かい人と人とのかかわりあいの中で解消されていくのです。
現代はストレス社会というならば現代に生きる日本人こそ、この「江戸しぐさ」を大いに参考にするべきでしょうね。
冊子は機会を見つけ皆さんにもお渡ししたいと思います。
11月28日(土)の私の市政報告講演会の折にお渡しいたします。

段々秋も深まってまいりました。皆さんお体御自愛ください。

坂本 だいすけ

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