12月議会が終了

おはようございます。
12月21日に12月定例会が終了しました。

多くの議案が賛成多数で可決され、案件としては予算執行のために問題をはらんだものは殆どなく私も賛成に起立をしました。

ただ1つだけ、自民党から、議会で懲罰を受けた議員の「報酬をカットする」ことと、従来懲罰を受けた議員の出席停止の期間は「7日以内」とされていましたが「会期末」まで拡大できることとした、条例改正と議会規則の改正について提案されました。

つまり、議員が懲罰を受け出席停止の処分を受けた場合、最大で会期の始めから終わりまでの期間で(約20数日)その分の議員の報酬をカットするというものです。
この提案が自民党・公明党の賛成多数で可決されました。

私は議員の一員として反対しました。
反対理由として、そもそも議員とは有権者の信託を受けて議員となったものですから議場でどんなことがあろうとも品格をもってそのぞれの主張に対応し処すべきと考えます。
したがって議員に対する懲罰という条例があること自体、その条例によって懲罰が執行される議員がいること自体が川口市議会として不名誉なことです。
議員は有権者から負託を受けた市民の代弁者です。
それなりの常識と品格をもちあわせていなければなりません。
私に言わせればどんなに軽微な規則であっても議員に対する懲罰規定があることそのものが残念であると考えます。
勿論人間ですからつい感情的になってしまうことはあるでしょうが、良識を以て処する議会であるべきで、議員一人ひとりがそのために大きな心を以て努力し川口市議会の品位を築きあげていくべきです。

今回の提案は従来ある規定をさらに重くした条例、規則です。
議会というのは提案に対しては事前に理解していただくために話し合いや根回しがよく行われます。
それが十分ではありませんでした。
罰則規定が重くなるということはそのようなことが想定されるということで、それはお互いの信頼関係が崩れていくということです。
だからこそ十分な話し合いの必要を感じました。
懲罰や刑事事件に関連して議員報酬をカットする規定がある市は全国で8市ありますが、懲罰だけを取り上げて報酬カットするのは川口市が初めてだそうです。
何故、もっと十分に事前の話し合いが出来なかったのか?
市民の為にどうしてもやらなければならないという問題ではありません。
民主主義のルールといえばルールですが、数の論理で押し切るような案件ではないと考え、採決で反対の意思を示しました。
皆さんはどう思われますでしょうか。

暮れも押し詰まってまいりました。
気忙しい毎日です。
どうぞ風邪などひかぬように
お体御自愛ください。

坂本 だいすけ

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