創立65 周年記念式典式辞

式  辞

本日は、前川口市教育委員会教育委員長永瀬昌文様をはじめ、多くのご来賓をお招きして、茲に川口市立南中学校創立65周年の記念式典を挙行できることは、私の深い慶びであります。
そして、本校PTA会長増田征則様、本校創立65周年記念事業実行委員長内山秀夫様をはじめ、多くの本校関係者のご協力を賜りましたことに深甚なる感謝を申し上げます。

本校は昭和22年4月に、新学制にともない、初代校長市川三代蔵先生が着任し開校いたしました。
戦後のどさくさ、欠食児童、食べるものも、着るものも十分ではない時代でした。
そのような中で、光を求め、生き生き生きてほしいと願い、本校二代校長、高井鉦三先生が、昭和二十四年に校歌「光の少年」を作詞されました。
翌昭和二十五年舟戸小学校が開校し高井先生は初代校長として兼務され、校歌を「光の少年」としました。
昭和二十七年に舟戸幼稚園の初代園長として高井先生はさらに兼務され、舟戸幼稚園・舟戸小学校・南中学校を一貫教育とすることを理想
と考え、舟戸学園と名づけました。

南中学校の卒業生はこの間1万3千999名を輩出して、先輩たちは社会に出て各界で大いに活躍しておられます。
創立65周年を迎え、今南中学校は大きく変わってきています。
現在南中学校は、舟戸学園だけではなく、地域の本町小学校そして学区外からも多くの生徒が、入学を希望し、活躍してくれるようになりました。
勉学に、そして体力つくりに、そして心を鍛えるなど、南中はめざましく成果をあげてきております。
その代表的な成果は、平成20年度と22年度の二回にわたる毎日カップ体力つくりコンテスト日本一、文部科学大臣賞の受賞であります。
また、今年度も第三位にあたる日本中学校体育連盟賞を受賞することが決定いたしております。
日本一とは、日本中の中学校の生徒が、南中学校を手本にして、目標とされるということであります。
このことは大いに誇りにしてよいことであります。
これからは、この成果を土台として、謙虚にさらに精進していくことが大変重要です。
戦後のどさくさから苦労して、歴代校長先生をはじめ諸君の先輩達はこのように、南中学校を仕上げてくださいました。
南中学校は、今年で創立65周年を迎えました。
この記念すべき、よき年を迎え、さらなる南中学校の発展を期して、ここに、今までの校歌「光の少年」を舟戸学園歌として、さらに歌い継ぎ、新たに永瀬洋治川口市名誉市民作詞、永井英一先生作曲による南中学校校歌「われら南中」を制定することにいたしました。
「光の少年」の歌詞は、今まで通りアリーナの定位置に。
そして、新たに「われら南中」の歌詞を、アリーナステージに向かって左側に、設置し、永く、歌い続けられるようにしました。
新しい南中学校校歌「われら南中」は、今までの「光の少年」と共に諸君の多くの先輩方の努力の結晶の上につくられたものです。
新しい南中学校を創造し、大切に歌い継いでいってほしいと思います。

 「不易流行」という言葉があります。
この言葉は、江戸時代の俳人、松尾芭蕉が命がけで旅をした、奥の細道の紀行文を作っていく中で考えた言葉、人生観です。
不易とは永遠に変わらないこと。
流行とは、新しさを求めて、時代とともに変わっていくことです。
まさに、創立65周年を迎えた南中学校の姿にぴったりであります。
先輩が築き上げてきた、南中学校の伝統、よさをしっかり守っていくことは不易であります。
そして新しいものを求め、時代とともに変わっていくことをこの新しい校歌「われら南中」に託すことは流行であります。
すなわち「光の少年」は不易、「我ら南中」は流行であります。
ですからこの創立65周年の記念式典、校歌制定式はこれからの南中学校にとってとても意義深いものなのであります。

昨年の十一月寒い中、ご体調の悪い中を押して、新しい校歌制定の為に、南中学校まで、たびたび足をお運びいただき、ご相談に乗っていただくと共に「我ら南中」の作詞を快くお引き受けいただきました永瀬洋治先生。
ここに改めて永瀬洋治川口名誉市民に衷心より感謝申し上げます。
そして、永井英一先生には、ご無理を申し上げ、永瀬洋治先生の詞をお送りしたところ、一気に曲を書き上げていただきました。
親しみやすいメロディで舟戸が原、南中学校の情景が思い浮かぶようなすばらしい曲です。
本当にありがとうございました。

最後に、創立65周年を迎え、新しい校歌「我ら南中」の制定に至るまで約一年余、エネルギーを沢山使いました。
厳しく、そして温かく、ご支援を賜りました地域の町会長様をはじめ関係各位に深甚なる感謝を申し上げ、川口市立南中学校創立65周年記念式典にあたっての挨拶といたします。

平成二十三年十一月十八日
川口市立南中学校 校長 坂本 大典 

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