「深緑鮮やかなり 水上やあれがよかった これもよかった」

5月10日(月)〜13日(木)まで、水上少年自然の家へ行ってまいりました。鮮やかに深い緑が山々を覆い、本校2年生の諸君や2学年職員の目や心を潤わせてくれた。
2日目のハイキングでは、そぼ降る雨の中出発をし、無人駅の湯桧曽駅へ向かった。トンネルの中のうす暗いホームから、上越線の列車がすべり込むと歓声があがる。素早く乗り込み、次の停車駅土合駅には、あっという間に到着する。トンネルの中のホームを歩くと間もなく、眼前に、およそ500段ある壮大な階段が立ちはだかる。元気よく走りながら一気に登っていこうとする子。
ペースを守り一段一段しっかりと登っていく子。あまりの高さに気後れして、休み休み登ろうとする子。様々におもしろい。息せき切って階段を登り終えると、そこも無人駅、 土合である。天神平に向かうロープウェイまでは、コンクリート道路がつづく、7〜8人のグループでロープウェイに乗り込む、ゆっくりと中からみる山の景色は何ともいえない落ち着きと安心感を与えてくれた。
さぁ、天神平だ。雪だ。昨日迄、スキーヤーがすべっていたというゲレンデはまだ雪が沢山残っている。子どもたちも一頻り歓声をあげた。食事をとり、子どもたちは元気だ。雪合戦が始まった。先生方に楽しそうに雪をぶつけているその子の顔は、何とも生き生きしている。
私は、子どもたちが戯れている姿が一望出来る場所にいた。20分もすぎただろうか。霧がかかってきた。あっという間に、ゲレンデから、小高い所に向かっていた2、3人の生徒の姿が霧に隠れた。私の傍らにいて談笑していた先生は、素早く合図を送り、生徒を集合させた。その間、5分位であっただろうか。一寸先は闇は大袈裟だが、2メートル先は一切見えない状態になっていた。山の天気は恐ろしいまでに変化が激しい。実感したのは子どもたちであったろう。
霧の天神平をあとにして、再びロープウェイから下車すると、そこには少年自然の家まで、コンクリートの道だ。車が通る。皆で気をつけなければ。一糸乱れず、整然と歩く。それでいて、友と楽しそうに語らいながら歩いていた。思えば出発の時は、雨だった。雪を見、霧を見て、太陽の下に終わったハイキング、20数年、この水上の地に、お世話になって、このような経験は初めてだった。子どもたちは幸せだ。よい経験、思い出が出来ただろう。その後の少年自然の家での生活。子どもたちは、食欲旺盛、自然の家の職員の皆さんもビックリしていた。食缶が空になっていた。規律正しく、礼儀正しく、集団生活での気遣いをしながら、すべての行事を全員が参加して出来た。このことは、きっと、帰ってからの学校生活を送る上で自信になるだろう。今の3年生も昨年は、すばらしい少年自然の家の生活を送った。2年生は青木中の伝統を継承してくれた。きっと1年生も来年はやってくれるだろう。一つ一つの行事を友と共に創り上げて自分自身が成長していくものなのだ。
(平成16年度6月)

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