「子育ては 親や教師の 心がけするように育つが 子どもなりけり」

 今年も、夏休み前に、青少年による狂悪な死傷事件が相次いで起こった。
 山口県光市、県立高等学校で起こった。授業中に、教室内にガラス瓶を投げ込み、爆発させ生徒が58人重軽傷を負った事件。同校3年生18才の生徒の犯行であった。
 東京都板橋区では、社員寮で管理人を務める両親を鉄アレイで殴るなどして殺害、その後、電熱器にタイマーをセットしガス爆発させた事件があった。15才の都立高校の少年の犯行であった。福岡市では自宅マンションでけんかとなった
17才の兄の背中や腹を包丁などで10数箇所刺し、さらに動かなくなった兄を風呂場まで引きずり込み、頭から浴槽に投げ込み、とどめを刺そうと水を入れたという。
 そして、四国の明徳義塾高校では、同級生を、ナイフで刺傷させた。やはり17才の少年である。これらの事件は、いずれも今年の6月に起こった事件であり、1カ月間に少年による同種の事件が4件も起こったのである。とても対岸の火事とは思えない。
 何故にしてこのような残虐極まりない事件が少年によって起こされるのか。山口県光市高等学校の事件では、いじめられた腹いせと供述しているという。板橋区の事件では父親との関係から「親がうざいから」といっている。福岡県の事件は、兄からの深刻な暴力を受けていた。明徳義塾高校では、被害者の生徒と口論になったという。いずれにしても、このような残忍な犯行の裏には、犯行少年の深い心の傷がかかわっているのではないかと思わざるを得ない。オギャーと生まれて、今日までに、深い深い心の傷を受けて、この事件に至ったのではないかと推察する。勿論どんな心の傷を受けようと、人を殺したり、傷をつけたりすることは、人間として許されない行為であることは言うまでもない。
 私は、このような少年による事件が、多発するのは、この少年のみの責任で片づけるわけにはいかないと考える。やはり、我々大人が、しっかりとした子どもの生活環境づくりを基に子育てをしていかなければならないと思うのである。
 皇太子殿下が、愛子さまの子育てをしていく中でとても感動したという詩をご紹介くださった。Dorothy・Lew・Nolte という人が作った詩で、田中万里子さんが訳している「子どもというものは、生活から習い覚えていくものです」。以下抜粋する。
 もし、子どもが敵対心の中で育つなら、子どもは 戦う ことを覚えます。
 もし、子どもが忍耐の中で育つなら、 辛抱 強い子が育ちます。
 もし、子どもが励まされて育つなら  自信 をもつようになります。
 もし、子どもが誉められて育つなら 感謝 の気持ちを持って育ちます。
 もし、子どもが公平の中に育つなら 正義 を覚えます
 もし、子どもが安らぎの中で育つなら  信頼 することを習います。
 もし、子どもが認められながら育つなら 自分を好きになる ことができます。
 もし、子どもが受け入れられて友情に包まれて育つなら、世界の中で 愛を見つける ことを
 学ぶでしょう。…… と、いう詩だ。
 親として、教師として、何か感じられたことと思う。子どもは生活する環境の中で、人格の形成が成されていくものです。今からでもすすめていきましょう。大切な子ども達のために。
 さあ、2学期、心新たに、青中の教育をすすめてまいります。夏休み中、水泳部の関東大会での活躍、飛び込みの小野田さんは今年も全国大会へ、そして特筆すべきは、卓球部の亀崎さんは、1年生ながら全国大会へ出場、1回戦を突破した。今後が大いに期待出来る。その他にも沢山の部が、大いに活躍した。引退した3年生ご苦労様。1・2年生の今後の活躍を期す。
 早々に、伝統ある青中の運動会がある。青中生の意気を内外に示そう。頑張るゾ!
(平成17年度9月)

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