神戸市役所に視察に来ています。

神戸市役所に視察に来ています。
今回は門外漢であります。
災害に強い水道づくりの主な取り組みについてをテーマに神戸市を訪れました。
ご承知の通り23年前平成7年阪神淡路大震災で甚大な被害を受けた神戸市ですが水道施設も大きな被害を受け、長い所では復旧に10週間を要したそうです。
広島、岡山、愛媛等水道施設の復旧はどうなっているのでしょうか?
改めて考えてみると普段当たり前に日々使用している水がある日突然止まってしまったら。
飲料水は勿論、トイレ、洗濯、炊事など本当に滞ってしまいます。
その教訓を基に神戸市では、
1 応急復旧を4週間以内に完了する。その為に水道施設全体の耐震化を図り、被害を最小限に抑える。
2 応急給水の目標水量を1人当たり「3日で3リットル、10日で20リットル、21日で100リットル」に定め、給水につとめられるようにする。
3 防災拠点における水の確保。
4 地理的に連続した公平な復旧。
5 民生の安定への協力。防災拠点をはじめ、地域中核病院、クリーンセンター等、市民生活に与える影響が大きい施設において早期に水を確保する事など民生の安定に大きな影響を与える箇所には日頃から災害時には臨時給水栓が設置出来るので市民には周知をしています。
水道管の耐震化により小学校等ではいつでも蛇口が耐震化のシンボルとして設置され災害時でも水道水が使えることを市民にアピールしています。
災害にあって水道水が出ないと市民の反応は
1週目 復旧の見通しと給水車はいつ何処に来るのか?知りたい
2週目 いつ水が出るのか?避難所に給水タンクを設置して欲しい 苛立ち
3、4周目 詳しい情報が無い。水が十分給水されない。 不安、あせり。
5週間目 我慢も限界、水汲みが辛い、疲れた 怒り、悲痛な声
となって来るそうです。
このような教訓を生かしてその振り返りの中で神戸市の災害に強い水道づくりの取り組みが生まれました。
幸い川口市は昭和30年前半の台風による水害以来大きな災害は経験しておりません。
明日は我が身です。
市民を災害から守るために神戸市の取り組み大変勉強になり心して行きたいと思いました。

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