本日の宇都宮市教育センターでの視察は今大きな話題と共に問題となっている子どもの発達障害についてです。
視察では、3つの課題を設定しました。
1つは教員に発達障害の理解を促すための取り組み。
2目は支援の取組み。
3つ目は発達障害の啓発についてです。
1つ目については教員のキャリアから若手の基礎形成期、中堅教員の充実発展期、ベテランの深化貢献期の3つに分けて発達障害の理解についてそれぞれの立場を踏まえて研修の充実とスキルアップを図っているそうです。
教員の発達障害への理解度と指導力が今1番求められているということです。
その為に学校全体でこの事に取り組む事が子どもの成長を促すことになると宇都宮市教育センターの担当官は力説しておりました。
2つ目ですが早期からの支援の重要性を説いていました。
乳幼児期、学齢期、思春期、青年期を視野に入れて系統的な支援体制を築く為に、宇都宮市発達支援ネットワーク会議を組織して、市長部局の子ども発達センターと教育センターが連携してその対応に当たっているとのことです。
オギャーと生まれてから保育園、幼稚園、小学校、中学校が連携しています。
連絡方法は決まった形式の書類に記載してその情報を共有してそれぞれの段階で対応するそうです。
この様な取組みについては私も何度も議会の一般質問で提言していたことです。
宇都宮市では既に実施していました。
幼稚園、保育園、小学校、中学校までは宇都宮市では上手くいっているとのことですが矢張り高校等や青年期までつなげることが難しく課題になっているそうです。
若者や成人以降の引きこもりの対応などどこでも問題になっている事がわかりました。
3つ目の啓発活動には大変感心しました。
乳幼児期、学齢期、思春期、青年期に於ける発達障害を正しく理解するためのパンフレットを分かりやすく作成していました。
乳幼児を抱える保護者、学齢期に気が付き悩んでいる保護者、思春期、青年期になってどう対処して行ったら良いかなど、悩める保護者に伝えています。
発達障害についてもっと知ってみんなで支えあいましょう。とか、どこに相談すればいいの?だとか、発達障害のある人は困った人ではなくて、困っている人何だとか、ほんとうに分かりやすくよくまとまった冊子になっています。
川口市も一生懸命に取り組んでいると思いますが、本日の宇都宮市の視察を参考にして川口市の取組みが更に進んでいく様に、これからも多くの提言をして行きたいと考えています。
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